タティングレース編みの世界
FRIVOLITE アンティークコレクション

 
FRIVOLITE を運営する株式会社 PIPPI の所蔵コレクションのうち、1800年~1900年代前半までのアンティークレース作品を、アトリエにて公開(ドイリー、カラーなどのオーソドックな作品以外にも、ポーチ、ボンネット、ピロケース等の世界でも残存数が非常に少ないコレクション作品も公開)。特に、「デザイン、製作技術において円熟期を迎えた、1920年代のアールデコ期」に製作された作品は、名作ぞろいです。
 
アンティークレースの紹介

 
FRIVOLITE のアトリエ内には、実際に、「アールデコ期前後に製作されたタティングレース編みのアンティーク作品」が数多く飾られていますが、「時の洗礼」を受けたアンティークレースに囲まれた空間、そして、その空間内で流れる時間は、言葉で表現できないほど素晴らしいものです。
 
温故知新(故ふるきを温ねて新しきを知る)。この論語の孔子の言葉は、まさにタティングレース編みにも当てはまるため、私達もアンティークレースから多くのインスピレーションを享受し、新たなる作品づくりに積極的に取り入れています。
 
現在、本屋へ行くと、タティングレース編み関連の書籍が所狭しと並んでいます。しかし、10年位前までは、東京都内の大型書店へ行ってもなかなかタティングレース編み関連の書籍を見つけるのが難しい状況でした。そのため、私達は、「自分達で世界中の古いタティングレース編み作品や書籍を蒐集し、それを紐解き、世界トップレベルのタティングレース編み作品をつくれるようになろう」と決めました。それが、そもそも私達がアンティークレースを集め始めたきっかけです。
 
古い書籍については、1ページずつ翻訳してみる。アンティークレースについては、必要があれば、その一部を実際にほどいてみて編み方を確認する。そんな地道な作業を経て学んだことがあります。それは、「これまで見たこともなかったような作品が、ヨーロッパには数多く存在する」ということです。
 
糸始末等が多少雑ながらも、繊細で心奪われるほど美しいのが、フランスの作品。フランス作品のような繊細さと日本人の糸始末のような几帳面さを併せ持ったのが、ドイツの作品。そして、伝統的な幾何学模様が多いのが、イギリスの作品。優劣の問題は別として、どの国の作品にもそれぞれ個性が存在します。
 
アンティークと辞書で調べてみると、「1. 古美術。骨董品。」「2. 年代を経て品格があること。また、そのさま。」という意味が掲載されています。私達が特に大切にしているのは、後者の意味。時の洗礼を受け、現代へと受け継がれて来たアンティークレースには、言葉では表現し得ぬほどの魅力が詰まっています。